小さい手前回の続き

2018年05月07日

20年前の私

今年はここで教室をはじめて10年になりますが、遥か昔…20年くらい前の私は大学を卒業してすぐ中学校で音楽科の講師として働いていました。

2つの中学校を掛け持ちして午前はI中学、午後はN中学、というようなスケジュールで曜日ごとに両方を行ったり来たりバタバタと授業をしていました。
かけもちは大変だったけど、生徒達に会えるのが両校分2倍楽しく、行事も二回ずつ全く違うものを経験でき、その学校のカラーに合わせた授業計画を毎日頭の中でぐるぐると考える生活でした。

選択の授業ではI中学はギターのクラス、N中学校は合唱を教えながら、部活も手伝いました。
N中は合唱が有名な学校だったのでプレッシャーがすごく、指導に悩むこともあったと思います。

今思うと若さゆえ、パワーだけで暑苦しい授業もしていたのかな…

それでも子供達が音楽の授業が好きだと言ってくれることが嬉しくて教えること、生徒達に会うことが楽しかったのを覚えています。


それから仕事は更に増え、日によっては忙しい先生に代わり、学活にも行くことが多々ありました。給食や掃除も一緒に過ごしました。
生徒達が音楽の授業とは違う顔を見せるので密かに楽しみな時間だったのですが、中1なんて特にヤンチャ盛り大変ですよね。
だんだん私も声を必要以上に張り上げる場面が増えてくるわけです(^_^;)

そうこうするうちに少しずつ声帯が疲労していくのがわかり不安を感じる日が増えてきました。
弱い上に随分と酷使してしまったんでしょうね。

喉の疲労と共に学校で音楽を教えることは好きだけれど、やっぱり専門のピアノだけを教えたいなと思うようにもなっていくのでした。

つづく…











chikako_piano at 22:53
小さい手前回の続き